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河川洪水 そのときの行動とは? 日本には急こう配の河川が多いため、強い雨が降ると短時間のうちに増水し洪水の危険性が高まります。大雨のときには、川の状況に注意しましょう。

平成21年7月中国・九州北部豪雨 写真提供:災害写真データベース

発生

河川の近くにいるときは、天気や水位の変化に細心の注意を!

天気の急変に注意
・急にくもって空が暗くなったり、急に冷たい風が吹いてきたりしたときは、大雨をもたらす積乱雲が近くに発生している可能性がある。
・積乱雲が発達すると、雷を伴って短時間に激しく雨が降ることがあり、河川の急激な増水・はん濫の危険性が高くなる。
・天気の急な変化にいち早く気づくことが重要。
すばやく河川から離れる
・大雨で河川や用水路の水位が上昇すると、道路と河川の境界が分からなくなることもあり、側溝のふたが外れていることに気づかず、そのまま流される事故が発生している。
・以下は河川の水位が上がる前触れ。
  • ・河川の流れが速くなる
  • ・水が濁る
  • ・木の葉や枝が流れてくる
・前触れに気づいたら、急いで河川の近くから離れ、安全な高台に避難し、増水した河川には決して近づかない。
その場では雨が降っていなくても急に増水することがある
・自分のいる場所が晴れていても、河川の上流で大雨が降ると、下流で急に増水することがある。
・わずか10分で河川の水位が1m30cmも上昇し、多くの方が亡くなられた事例も。
・河原でキャンプや川遊びをする際は、上流の空に黒い雲が見えるなど、少しでも異変を感じたら安全確保に努める。
→雨雲ズームレーダー(1時間先までの雨雲の動きが確認できる)
サイレンの音にも注意
・上流にダムのある川では、大雨時には一時的に放流量が増えることがあり、このときに放流を予告するサイレン音が流れる。
・サイレンを聞いた場合は河川には絶対に近づかない。
・河原でキャンプや川遊びをする際には、事前に上流ダムの有無や周辺の各種案内等を確認し、天候の状態には常に気を配る。

避難

避難する際の注意
・可能な限り複数人で避難する
・浸水している場合は、傘などの棒を使って地面を探りながら避難する
・マンホールや側溝付近は大変危険
・夜間に避難するのは大変危険なため、避難はできるだけ明るい時間に行う
避難する際の服装
・頭を保護するヘルメット等を着用
・動きやすい長袖と長ズボンを、軍手も着用
・長靴ではなく、普段から履きなれた底が厚めの靴を履く
・両手は空いている状態にし、非常用品等はリュックに入れて避難する
→持ち出し品・備蓄品のチェックリスト
近所の頑丈な建物に避難する選択肢も
・避難場所へ移動することが難しい場合は、近所の頑丈な建物へ避難する
・鉄筋コンクリート造の建物に避難。その際は斜面から離れたフロアへ
・自宅にとどまる場合も、できるだけ高い階の斜面から離れた部屋に避難
・場合によっては、消防・警察・自治体に救助の要請をする

そなえる

「指定河川洪水予報」を知ろう
→全国の河川水位情報(発表中の指定河川洪水予報や水位を確認できる)
・気象庁は、河川の増水やはん濫などに対する水防活動の判断や住民の避難行動の参考となるように、あらかじめ指定した河川について、区間を決めて水位または流量を示した洪水の予報を行っている。
・指定河川洪水予報が発表された場合には、自治体からの避難勧告などに留意し、避難場所への安全な道順の確認、持出袋の準備、家財道具を高いところへ移動させておくなど、適切な行動をとれるようにしておく。
洪水予報 水位の状態と求められる行動
はん濫発生情報 すでに河川がはん濫している状態。
万が一浸水してしまったら、頑丈な建物の2階以上や高いところへ避難した方が安全な場合もあります。命を守る行動をとってください。
はん濫危険情報 いつはん濫してもおかしくない状態。
市町村による避難勧告等の発令状況に注意して、避難などはん濫発生に対する行動を開始し、身の安全を確保してください。
はん濫警戒情報 はん濫に対する警戒が必要な状態。
自治体から避難情報が発令される可能性があります。発令されていなくても、危険を感じた場合には早めの避難を心がけてください。
はん濫注意情報 河川の水位上昇が見込まれる状態。
気象情報や空の様子、周囲の状況などに注意し、河川のはん濫に警戒してください。
ハザードマップを確認する
・地元の自治体が提供しているハザードマップは、その場所の洪水の危険度を知る上で非常に重要。
・自治体のホームページで確認する。
増水する前に避難する
・水位が上がってくると、流れに足を取られたり、進むこと自体が困難となる場合も。
・避難場所への移動については、水位が上がる前に済ませる。
気象警報・注意報が発表されたら河川に近づかない
→全国の警報・注意報(現在発表中の気象警報・注意報が確認できる)
・気象庁は、災害が起こるおそれのあるときに「注意報」を、重大な災害が起こるおそれのあるときに「警報」を発表する。
・警報や注意報の発表時に河川へ近づくことは厳禁!
※「特別警報」発表時は、重大な災害の危険性が著しく高まっている。身を守るために最善を尽くし、最大限の警戒を!
みんなで地域を守る「水防活動」に参加しよう
・洪水の被害を最小限に抑えるためには、地域自治体などによる自分の地域を守る取り組みも必要。
・日ごろから堤防の崩れやひび割れ、水漏れなど河川の構造物の被害に注意し、発見したときは警察や各地方自治体、都道府県の土木事務所や河川事務所などに伝えるようにする。
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