応急傷病者の体位管理
災害時に怪我をした人に適した体位を保つことは、呼吸や血液の循環を維持し症状の悪化を防ぐのに有効です。
傷病者の希望する、最も楽な体位にして安静を保ちましょう。
災害時に怪我をした人に適した体位を保つことは、呼吸や血液の循環を維持し症状の悪化を防ぐのに有効です。
傷病者の希望する、最も楽な体位にして安静を保ちましょう。
出典: 東京都発行「東京防災」
平らな所に仰向けに寝かせるのが基本。最も安定して、リラックスできる姿勢です。
顔を横向きにして、うつぶせ。吐いた物がのどに詰まらないように注意します。
仰向けに寝かせ、クッションなどで上半身を少し起こしておきます。
クッションなどで上体を起こし、ひざの下にもクッションを当ててひざを立てます。
脚を伸ばして座らせ、脚と胸の間にクッションなどを挟み、上半身をあずけます。
気道を確保するために、横向きにして上の脚のひざを 90度曲げて寝かせます。
仰向けに寝かせ、脚元にクッションを置き、脚を15~30cm高くしておきます。
傷病者を背負い、ひざの下から腕を入れて両ひざを抱え込み、両手をしっかり持って運びます。ただし、意識障害、骨折、内臓損傷のある傷病者には不適当です。
担架にのせる場合には、傷病者の足側を前にし、動揺や振動を与えないようにして運びます。傷病者の状態を悪化させないように運ぶための重要な方法です。担架がない場合は、丈夫な板などで代用することも可能です。
出典:東京都発行 防災ブック「東京防災」184-186ページ
2019年02月14日公開