応急傷病者の搬送方法
災害時には、多くのケガ人は発生するため、医療救護所が設置されます。
ここでは、ケガや病気で動けない人の運び方や運ぶ場所について開設します。
災害時には、多くのケガ人は発生するため、医療救護所が設置されます。
ここでは、ケガや病気で動けない人の運び方や運ぶ場所について開設します。
出典: 東京都発行「東京防災」
傷病者を背負い、ひざの下から腕を入れて両ひざを抱え込み、両手をしっかり持って運びます。
ただし、意識障害、骨折、内臓損傷のある傷病者には不適当です。
担架にのせる場合には、傷病者の足側を前にし、動揺や振動を与えないようにして運びます。
傷病者の状態を悪化させないように運ぶための重要な方法です。
毛布を広げて3分の1のところに棒を置きます。棒を包むように毛布を折り返します。
折り返された毛布の端に、もう1本の棒を置き、その棒を折り込むように残りの毛布を折り返します。
丈夫な板等で代用も可能です。
大規模地震発生時には、多くのケガ人の治療が必要になり、病院は人であふれかえることが予想されます。
そのため、病院の前や学校などに医療救護所が設置されます。
病院の前や学校などに設置される医療救護所では、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、区職員などで構成する医療救護班がトリアージ(傷病者の振り分け)を行います。
災害時にどこに医療救護所が設置されるかは、各区市町村のホームページ等で案内されているので、事前に確認しておきましょう。
ただし、意識障害や大量出血などの緊急を要する場合は、直接病院へ搬送してください。
出典:東京都発行「東京防災」218-219ページ
2024年11月12日公開