地震震度とマグニチュード

震度は地震による揺れの強さです。また、マグニチュードは地震のエネルギーの大きさを示す指標です。
マグニチュードの小さい地震でも、震源地から近いと震度は大きくなります。

出典: 東京都発行「東京防災」

目次

震度とマグニチュード

震度は地震による揺れの強さです。気象庁は計測震度計によって測定された震度を「震度0」から「震度7」までの10階級で発表しています(下表)。

一方、マグニチュード(M)は地震のエネルギーの大きさを示す指標です。例えば、マグニチュードの小さい地震でも、震源地から近いと震度は大きくなります。

震度 揺れなどの状況
0 人は揺れを感じません。
1 屋内で静かにしている人の中には揺れをわずかに感じる人もいます。
2 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じます。
3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じます。
4 ほとんどの人が驚き、電灯などのつり下げ物は大きく揺れます。据わりの悪い置物が倒れることがあります。
5弱 大半の人が物につかまりたいと感じます。棚にある食器類や本などが落ちることがあります。固定していない家具が移動することがあり、不安定な物は倒れることがあります。
5強 物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器類や本など落ちる物が多くなります。補強されていないブロック塀などが崩れることがあります。
6弱 立っていることが困難で、固定していない家具の大半が移動し、倒れる物もあります。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがあります。
耐震性の低い木造建物は瓦が落下したり、建物が傾いたり倒れることもあります。
6強 はわないと動くことができず、飛ばされることもあります。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れる物が多くなります。
大きな地割れが生じたり、大規模な地滑りや山体の崩壊が発生することがあります。
7 耐震性の低い木造建物は傾く物や、倒れる物がさらに多くなります。耐震性の高い建物も、まれに傾くことがあります。
耐震性の低い鉄筋コンクリート造りの建物では、倒れる物が多くなります。

関東地震以降で甚大な被害を及ぼした地震

規模 災害名 被害
1923 M7.9 関東地震(関東大震災) 死・不明10万5,000人余
1927 M7.3 北丹後地震 死者2,925人
1943 M7.2 鳥取地震 死者1,083人
1944 M7.9 東南海地震 死・不明1,223人
1945 M6.8 三河地震 死者2,306人
1946 M8.0 南海地震 死者1,330人
1948 M7.1 福井地震 死者3,769人
1995 M7.3 兵庫県南部地震
(阪神・淡路大震災)
死者6,434人
2011 M9.0 東北地方太平洋沖地震
(東日本大震災)
死者 19,747 人
総務省消防庁令和3年版消防白書

1,000 人以上の死亡者が発生した地震

出典:東京都発行「東京防災」237、247ページ

2024年04月01日公開

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