地震震度とマグニチュード
震度は、ある場所での地震によるゆれの強さを表し、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)を表します。
震度は、ある場所での地震によるゆれの強さを表し、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)を表します。
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震度は、ある場所での地震によるゆれの強さを表します。日本においては、震度計により観測し、速報する体制をとっています。0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7の10階級で表します。
震度は、それぞれの震度における人の体感や、屋内外の状況として、以下の表のようなことが想定されています。備えや心構えの参考にしてください。
![地震の震度 ゆれの状況: [震度0] 人はゆれを感じない。 [震度1] 屋内にいる人の一部がわずかにゆれを感じる。 [震度2] 照明などのつり下げ物が、わずかにゆれる。 [震度3] 棚にある食器類が音を立てることがある。 [震度4] つり下げ物は大きくゆれ、棚にある食器類は音を立てる。 [震度5弱] 物につかまりたいと感じる。固定していない家具が移動することがある。 [震度5強] 物につかまらないと歩くことが難しい。食器や本が落ち、固定していない家具が倒れることもある。 [震度6弱] 壁のタイルや窓ガラスが破損し、落下することがある。耐震性の低い建物では、傾いたり、倒れたりする。 [震度6強] 多くの壁のタイルや窓ガラスが破損、落下。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。耐震性の低い建物では、傾いたり、倒れたりするものが多くなる。 [震度7] ゆれにほんろうされる。耐震性の低い建物では、倒壊するものがさらに多くなる。](https://s.yimg.jp/images/emg/sp/notebook/img/disaster/earthquake/img_seismicintensity190214_2_01.png)
マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)を表します。震度は場所ごとに決まりますが、マグニチュードは一つの地震に対して一つの数字しかありません。また、マグニチュードが大きくても、震源から遠いところでは震度は小さくなります。
地震によるエネルギーの大きさによって、マグニチュード(M)の値が決まります。Mの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、Mの値が2大きくなるとエネルギーは約1000倍になるという関係があります。M8の地震の1つで、M7の地震約32個、M6の地震約1000個分のエネルギーに相当します。
出典:気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」
2024年04月01日公開