大雨エアコンの室外機が浸水したら

台風や暴風雨などの災害時に、屋外にあるエアコンの室外機が浸水してしまうことがあります。その場合にどう対処すればいいのか、注意点を確認しましょう。

目次

室外機が浸水したのに気付いたら、まずは使用を中止

室外機が浸水もしくは水没した時は、エアコンを使用した際の感電や漏電を防ぐ必要があります。そこで、まずエアコンを使用していた場合は使用を中止し、家の配電盤の中のエアコン用のコンセントに対応しているブレーカーを切ってください。

それからゴム製の手袋をして室内機の電源プラグをコンセントから抜いてください。電源を切ったら、エアコンを購入した販売店またはメーカーの修理相談窓口に点検を依頼してください。

[エアコンの室外機が浸水したら] 漏電や発火のおそれ。浸水したら絶対に電源を入れない。乾いているように見えても使用しない。 [とるべき対応] (1)まずは使用を中止 (2)ブレーカーを落とす (3)ゴム製の手袋をして室外機の電源プラグを抜く (4)販売店またはメーカーに相談する [監修:安蔵靖志(2024年7月制作)]

やってはいけないことは?

室外機が浸水してしまった場合、電源を入れると感電や漏電の危険性があるため、絶対にエアコンの電源を入れないでください。とにかくエアコンを購入した販売店またはメーカーの修理相談窓口に点検を依頼することが第一です。

室外機が浸水したとしても、内部にまで水が入り込んでいない可能性はあるため、乾いたら「もしかして使えるのではないか?」と思われるかもしれません。しかしメーカーや施工業者の担当者が点検して問題なしと判断しない限り、絶対に使わないようにしてください。

浸水から室外機を守る方法は?

建物全体が浸水してしまうほどの大規模災害でない限り、台風や暴風雨で室外機が浸水してしまうのは住宅の1階に設置したケースがほとんどです。1階の床くらいの高さに設置することの多い室外機は、床上・床下浸水時に浸水してしまうためです。

1階に設置した室外機でも、浸水を防ぐ方法はあります。その方法はシンプルで、「浸水しにくい高所に設置すること」です。

一戸建て住宅の場合、住宅の壁面に設置する「壁面取り付け(壁掛け)」という方法があります。集合住宅では、上階のベランダから吊るして取り付ける「天吊り」という設置方法もあります。

出典:安蔵靖志 | IT・家電ジャーナリスト

2024年08月20日公開

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